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静岡県浜松市の設計事務所 村松篤設計事務所

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〒432-8002 静岡県浜松市中区富塚町1933-1

 びおハウスMについて


郊外型の上質な住まいを、手頃な価格で実現を図るプロジェクトです。独特なフォルムを持つびおハウスMは一目見てそれと分かるお洒落なデザインを考えました。

冬に日が射し込み、夏は日射を遮断し、風が抜ける設計を基本にしています。
光と風を導くヒートチムニー、屋根付のバルコニーや木製デッキ、影をつくるための新素材の活用など、シンプルかつスタイリッシュな外観に仕上げました。

手摺りを持たなくても楽に昇降できる階段や心地良く暮らすための溜まり、将来の変化に対応できる丈夫な構造体や広く見せるためのプランニング等々、多くの特徴をこの住宅は持っています。



☆びおハウスとは、町の工務店ネット建築家チームがプロジェクトを組んで、これからの住まいに必要な要素を提案するコンセプトハウスです。画一的な「商品化住宅」ではありません。

 大勉強会 in 仙台

町の工務店ネットでは、びおハウスのスタートにあわせて、大勉強会を実施しました。今回は、東日本大震災で大きな被害を受けた仙台市で開催されました。びおハウスの仕組みに取り組んできたチームおひさま(所長の村松篤もメンバーです)からの個別の発表もありました。
☆びおハウスとは、町の工務店ネット建築家チームがプロジェクトを組んで、これからの住まいに必要な要素を提案するコンセプトハウスです。よくあるモデルハウスや、画一的な「商品化住宅」ではありません。


びおハウスの詳細については、町の工務店ネットが運営する、住まいネット新聞「びお」 をご覧下さい。
下記の記事は、2011年08月29日号の抜粋です。

「びおハウス」の取り組みがスタートしました。

東日本大震災以降、電力の削減が言われています。街の明かりは落とされ、冷房の温度を高く設定した施設も目立ちます。
町の工務店ネットでは、これまでも空気集熱型パッシブソーラーをはじめとした太陽熱利用をすすめてきました。この技術は主に冬の暖房負荷削減に威力を発揮してきました。
一方で、原子力発電所をはじめとして、多くの発電所が停止し、大口需要家向けに電力使用制限令が出されるなど、エネルギーをとりまく問題は、私たちがかつて経験したことのない事態となっています。

原子力発電所の発電方法については、これまでも各所で触れられており、改めての詳細は避けますが、一度運転したら昼も夜もなく発電が続くこと、電力は原則として貯めておけないので、夜の発電分を「深夜電力」として販売することで、電力の総需要が伸びてきたという見方が出来ます。

伸びてしまった需要に対して、急に供給が怪しくなった、というのが現代の日本社会です。この状況に対して「町の工務店ネット」と、建築家でつくる「チームおひさま」が考えたのが、「電力抑制化、自然室温で暮らせる家」をコンセプトに掲げる「びおハウス」です。

まず建築でやれることをやろう(びおハウス パンフレット巻頭言より)

3月11日に、家が流され、壊された。自然の猛威を目のあたりにした。壊れなくても、ガイガーカウンターの検知音が不気味に鳴り響いている家があり、フクシマでは、今も痛苦の日々が続いている。

電化生活は、スイッチを押すだけで、暖かく、涼しく、便利に過ごすことができる。それを「豊かさ」だと思い込んでいた。けれど、衝撃的な現実を前に、今までのままでいい、と思えなくなった。

かつて日本人は、寒さ暑さを凌ぐため、冬は、板戸や襖などの建具で部屋を仕切り、火鉢や炬燵を囲んで円居のときを過ごした。夏は、窓を開け放って風の通りをよくした。夜、蚊帳の中をホタルが舞っていた。

寒いけれど、暑いけれど、そこには、住まうことに実感があった。そこには、自然と応答する住まい術があった。果たして今、そこに戻れるだろうか。戻りたくても、戻れない事情に置かれている。

かといって、もう危ない原発は御免だ。化石燃料はこれ以上、燃やしたくない。かつて冬と夏に、住まいを衣替えしたように、住む人の働きに期待しながら、建築でやれるところまでやろう、と思う。

びおハウス・プロジェクトが発足した。「自然室温」で暮らせる家をテーマにした。夏の都市部の気温は年々上昇しており、正直、悪戦苦闘の取り組みだった。夢中になって実現した「独自の種」をどうぞ。



びおハウスは、これからの住まいに必要な要素を提案するコンセプトハウスです。よくあるモデルハウスや、画一的な「商品化住宅」ではありません。住宅は売るものではなく、住まい手を含めて、共同・協同・協働してつくるものだと思います。

「自然室温で暮らせる家」とはなんだろうか、ということを考えぬきました。建築的な仕掛けに加えて、建築一体型のプラス圧換気システム「Eベンチレーション」や、屋根材と一体化した美しい太陽光発電といった技術も提唱しています。

E-ベンチレーション

押し込み式換気を行いながら室内の温熱環境を改善するEベンチレーション。

アモルファス太陽電池

屋根材と一体化した、美しい太陽光発電。

詳しいことは、「びおハウス」のWEBサイトへ。もっと知りたい方は、町の工務店へ!

☆町の工務店ネットとは、全国各地の、小さな工務店の集まりです。
建築材料のことだけでなく、予防医学と住まいや、住まいの設計や工事のことなど、住まいを中心に、ユーザーが、
ほんとうに知りたいことを、公平・公正・中立・客観性をもとに情報化することを目指しています。


 Bio森の家(びおもりのいえ)について
  

 (町の工務店ネットのホームページより抜粋)
村松篤は、スタンダード住宅に縁の遠い建築家?

村松篤は、スタンダードな住宅に最も縁の遠い建築家なのかも知れません。氏の設計は細部(ディテール)に本領があるからで、要するに面倒なのです。しかし、氏が設計した空間はとても心地よくて、熱烈なファンが多いのです。専門的にみると、960を基本とする寸法がいいのです。場と場の展開に切れ目がなくて、目線が通っていて、天井高と開口部の関係が絶妙で、材料の選択がいいのです。見ても、触れても、居ても、長く留まっていたくなる、そんな空間です。これを工務店の設計として内部化できたら、それはとてもいい話です。

箱型プランと、大屋根プラン

村松篤の手練を、工務店が身につけることは可能なのか? また、いくらいい空間でもユーザーの経済性にマッチしなければ絵に描いたモチと化します。この二つが本プロジェクトのテーマです。そこで村松篤は、これまでの設計を整理し、敷地形状やプランによって屋根の向きを変えられる、箱型プランと大屋根プランにまとめました。基本コンセプトは、20代〜40代の一般サラリーマンが、手ごろな価格で建てられる家です。プロトタイプ化は、スタンダードの基本ですが、問題はここから先にあります。練り上げたディテールと、こだわりの寸法に沿った設計は、誰にも、すぐ身につくというものではありません。仮に、集中合宿的な「定番学校」を開き、捻り鉢巻して勉強したところで、そうは簡単に行きません。
 
     

工務店ごとに、個別スタンダードを生む、というあり方

工務店ごとに、個別スタンダードを生む、というあり方を出した結論は、村松自身が工務店の設計の現場入って、工務店ごとに、個別プロジェクトにして取り組んではどうか、ということでした。工務店の中で、これはという設計スタッフを選抜してもらって、まずその人を鍛え、そうして、その工務店の設計スタイルをつくり上げるのです。双方に、つよい熱意と根気を必要とします。おもしろいけど、大変です。

 ☆ 滋賀県大津市の山手工房(株)さんとの取り組みを紹介します。 (山手工房(株)さんのホームページより) 
建築家・村松篤氏の監修による「Bio森の家(びお もりのいえ)」に取り組んでいます。
抑制がきいていて、威圧と無縁のやわらかな表情。深い庇と、大きな開口部。精緻な建築収まりを特徴とする建築家が、スタンダードハウスに挑戦しました。
 

Bio森の家のこだわり

  1. 手ごろな価格で建てられる家
  2. 箱型プランと大屋根プラン
  3. こだわりのディテールと寸法に基づいた基本展開
  4. 必要最小限の開口部展開
  5. 仕切りの少ない広間プランを快適に住むためのマシンを標準装
  6. 自然素材・Bioプロダクツ
高温多湿の日本の気候は地球温暖化の影響を受けて、近年ますます気温の上昇と突発的な降雨に晒されています。こうした気候変動に対応するためにも、日射調整と風雨を考慮した大きな屋根は必要不可欠だと考えています。
屋根の印象は周囲に与える影響が大きいので、高さを極力低く押さえながら優しい表情に映るよう配慮しています。
 
深い庇と大きな開口部、デッキが内と外を緩やかに繋ぎます。

 シンプルな構造


原則として、外周部は120角の柱が960mmピッチで建てられ、建物の荷重をしっかりと地面に伝えます。
Bio森の家の骨格である登り梁が規則正しく渡され、美しい屋根を構成しています。
 
深い庇と大きな開口部、デッキが内と外を緩やかに繋ぎます。
 

大きな屋根と控えめな構え

高温多湿の日本の気候は地球温暖化の影響を受けて、近年ますます気温の上昇と突発的な降雨に晒されています。こうした気候変動に対応するためにも、日射調整と風雨を考慮した大きな屋根は必要不可欠だと考えています。
屋根の印象は周囲に与える影響が大きいので、高さを極力低く押さえながら優しい表情に映るよう配慮しています。

 
大きくても控えめに見える屋根

階段は美しく、かつ機能的に

 
階段のディテールにもこだわる
 

たとえば、階段は、室内での上下階を結ぶ単なる昇降装置ではありません。毎日の昇降であるからこそ動きがスムーズで無理がなく、できれば手すりを持たなくても十分機能を果たせる必要があります。また階段は家の中で手と足が同時に触れる場であるから、細心の注意を払ってディテールを検討すべき箇所です。もちろん、室内空間に溶け込む美しいデザインであることも忘れずに。

Bio森の家は、建築家主導でもなければ商品化住宅でもない、建築家・村松篤氏のデザインと山手工房の技術によってつくる、新しいスタイルの家づくりです。

conpany;info.会社情報

村松篤設計事務所

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