q

本文へスキップ

静岡県浜松市の設計事務所 (有)村松篤設計事務所

お問い合わせはTEL.053-478-0538

〒432-8002 静岡県浜松市中区富塚町1933-1


FUKUROI・FOREST HOUSE
建築中の様子
建築のコンセプト
 敷地は袋井市中心部から南へ約3km、閑静な住宅地の一角にある。前面道路から背丈以上の高台に位置し、周囲には多少の隣家はあるものの見晴らしが良く、南側には深い森を望む。周囲の森は四季の移ろいを与えてくれるだろう。この森を住まいに溶け込むような設計を心掛けた。

 道路との高低差が一番少ない北東側から傾斜の緩い進入路を設け、住宅本体とガレージが手を広げるような形で、敷地の中央あたりに配置する。太陽光・自然風・眺望・車両の軌跡等を考慮しながら、家全体を少し斜めに振ってバランスを確保した。その結果、一年を通して日射と風のコントロールが図られ、プライバシーを保ちつつ自然との応答が出来る家の姿が浮かび上がった。

 敷地の状況から、乗用車2台+αのガレージは進入路を昇った右手の場所に配し、これに玄関を繋ぎながら、その接点に浴室を入れ込むことで互いの領域を確保している。住宅本体とガレージで冬の季節風を遮り、高台からの眺望と森を眺める開口部をはっきりと分けることで、それぞれが目的を持った空間を実現した。プライベートスペースを除いた空間は基本的に繋がっていて、どこにいても家族の様子が分かるようになっている。ロフト空間も 階の各エリアと連続しているため、とても楽しい住まいに出来上った。(文:村松)
 

 
浜松・夢双庵
建築中の様子
   
建築のコンセプト
  敷地は浜松市中心部から西方へ約4km、閑静な住宅地の一角にある。前面道路は歩道が併設されていて広く、傾斜がある。そこから進入路の斜面を昇りきると、比較的視界が広がる平坦な土地が現れる。だが、周辺の土地が激しい起伏であることから、北西面の隣地は高く、南東面の隣地は低い。よって地形上、眺望について1階レベルは望めないが、2階レベルは主に南東面が期待できそうである。わずかながら、北方の一部の抜けも活かしたいところであろう。

 敷地の状況から乗用車2台+αのインナーガレージは、旗竿状の進入路を昇った前方の場所でなければ設置が難しいと判断した。これに玄関を繋げ、主なプライベートスペースを1階に、家族が寛ぐファミリースペースを2階に据えれば、自ずとご主人の部屋はガレージの上に位置する考えは、初めからほぼ決まっていた。これらのヴォリュームを大きな屋根で包み込み、玄関上の庇も人を迎え入れるために低く構え、景色や光・風を受け入れるための窓を操作し、風雨を遮るために影を設ける等々、構想は徐々に固まっていった。もちろん、太陽熱利用による室内の良質な温熱環境が保たれることも前提として。

 ご主人の要望のうち特徴的なものは、好きな場所で日本酒を嗜むことと、ローラー台の上で思い切り自転車を漕ぎたいこと。奥さまの要望は庭先に屋根付きのテラスへ素足で出たいことと、好きな音楽を自室やキッチンで聴きたいこと。これら各々の要望は具体性において違いがみられるものの、自然を享受したり何かに集中したりという点においては、双方とも同じ夢を語ってくれているように感じた。お二人にとっての夢の庵は、同じ方向を目指しつつ、家族として個を楽しむ暮らしであることを願おうとしたものであろう。この地で永く楽しく個性的に暮らしていただくことができることを、つくり手の一人として少しでもサポートできればと思う。(村松)
 

 
完成しました!
浜松・こども園
建築中の様子
建築のコンセプト
 本園舎は、浜松市の中心部から南西方向に2kmほどの距離にある住宅地にあることから、極力日照や通風の妨げにならず、道路を歩く人にとって圧迫感を感じない形態と刺激的に映らないデザインを心掛けた。限られた敷地ではあるが、条件の許す限り空地を多く取り植栽面積を少しでも増やすことが、地域環境を豊かにするものではないかと考えている。 高温多湿に向かっている地球環境のことを想定し、適度な庇や日射をコントロールする装置を併設した。

  建築家はクライアントの要望を整理し、様々な条件を把握しながら、ひとつの答えを導き出そうと努力する。建築全体のボリュームと形態、諸室の内容と広さ、明るさと開放感、機能とデザイン、法関連への 対応、コスト等々。今回もハードルは高いが、なによりも園児たちにとって、園舎は限りなく住宅でありたいと願っている。心地よい寸法や木の温もり、汚れや 傷がつく素材、磨けば美しくなるもの等々は全て住宅を設計するのと何ら変わりはない。(文:村松)
 
  
 
今年の春に完成予定のこども園の工事は、着々と進んでいます。 
   
   



 完成しました!
掛川・新事務所
建築中の様子
建築のコンセプト
社会資産のひとつとして愛される建築
 緑豊かな森を見渡すことのできる周辺環境に呼応した形態、まちに対して開くことを意識した建物の配置とデザイン、簡素でありながら質感の高い仕上げ材を選択しました。

自然エネルギー利用を取り込んだ建築
 自然豊かな環境であることから、積極的に日照や通風を取り込む設計を心掛けました。夏期においては日差しを遮りながらの通風を、冬期においては自然光を取り入れながらの防風を、屋根と庇のコントロールによって実現。

日本人の美意識に問いかける建築

 本計画の事務所棟は木造です。住宅よりもボリュームのある中規模木造建築は、多くの場合木組みを表しにした骨太のデザインになりがちですが、今回は敷地における建築全体のプロポーションを決めた後、骨格となる主要構造部の寸法と間隔、さらにはそれに取り合う面材や開口部の位置と大きさを慎重に定めることで、美しさを追求しました。

地球にとってやさしい建築
製造〜使用〜廃棄に至るまでのエネルギー消費の削減、空調負荷を減らすための高断熱仕様、日射調節を考えた開口部仕様等は次世代に対応できるものとして計画しました。なかでも多くの部位に使用するW・ALCは、「Attain Low Carbon Society」の略で、挽き板を10枚集成積層した厚さ12p、長さ3〜4m、幅45cmのスギ・ヒノキのパネル。「低炭素社会の実現」という理念を持ち、一般の国産材(地元材)を使用できること、高断熱な素材で仕上げを兼ねられることが特徴です。(文:村松)
 

 
 完成しました!
SPACE  SEVEN
建築中の様子
建築のコンセプト
  場所は、駅から徒歩で約10分。近くには親子連れが集まる科学館や、カルチャースクールで人気の施設がある。前面道路は通り抜けを利用する車の往来が激しく、歩道を歩いている人も見掛けられる。カルチャーセンターを利用する駐車場が道路を隔てた正面にあり、そこからはこの場所がよく見える。このあたりは女性(主婦)と子どもたちが集まってくるエリアで、気軽にぶらりと立ち寄ってもらえそうな建築が相応しいのではないか。事務所という機能だけではなく、娯楽や鑑賞を兼ね備えたお休み処を設けたられたらと考えた。

 道路境界線上に高さ5mの広告塔があり、駐車スペースの間をすり抜けるようなアプローチの先にエントランスがある。ドアを開けると、複雑な空間の連続だ。手前には吹抜空間、通路の先には階段があり左手にはまた別の空間、奥には坪庭が見える。階段を折り返すとオーヴァーハングした空間があり、吹抜けの横を上がるともうひとつの空間が現れる。その脇の階段を上がる途中と上がった先に、それぞれ別の空間が用意され、まるで忍者屋敷のような構成だ。階段もひとつの空間として利用できるようにと考えた。

 こうして、街中の狭小地に静かに主張する建築が出来上った。個性的なイエローカラーの金属板に白漆喰壁を組み合わせた外壁。ダークブラウンの木格子がアクセントとして入り込む。木造建築を手掛けていることをイメージさせる配色と植栽。環境に配慮していることを裏付けるそよ風を導入したギャラリー(G)&オフィス(O)は、ひとつの建築の中に 7つの空間が入り組む。匠の技を見せる建築は、まちなかのオアシスとなりうるであろう。(文:村松)

  

conpany;info.会社情報

村松篤設計事務所

〒432-8002
静岡県浜松市中区富塚町1933-1
TEL.053-478-0538
FAX.053-478-0492