| 浜松・趣楽の家 | (有)村松篤設計事務所

浜松・趣楽の家

設計コンセプト

敷地は進入路を北東方向に入り、突き当たりから２番目という奥まった場所にある。南に対して方位が４５度振れているので、日当たりと風通しに特に気を配らなければならない。敷地がほぼ正方形のため奥行きのある庭が造りづらいが、建物を４５度に振ることでそれらの問題を解決した。

家の建て替えを考え始めて５年の月日が経った程のこだわりの親娘。美術の教師の資格を持っているＩさんは、スペインのビルバオにあるグッケンハイム美術館にとても興味を持っていて、その変化に富む空間を好む。退職後はアトリエで絵画を描いたり、彫刻を造って暮らしていきたいと言う。

先日行われたオープンハウスに御家族全員で参加いただきありがとうございました。これから家を建てる皆さんにとって、Iさんのご意見はとても参考になったと思います。お盆前には引っ越されるとおっしゃっていたから、ちょうど家具選びに奔走している頃でしょうか？リビングにはどんなソファーが入るのかな。Iさんご家族が空間をどのように彩っていくのかがとても楽しみです。（村松利枝子）