北見・森に浮かぶ家 |
設計コンセプト |
子供たちはそれぞれに独立し、定年を迎えたご夫婦のための住宅。 北海道という地域を考え、雪対策のため屋根を急勾配にしている。敷地は高低差があるものの、それをうまく利用して南側の低い面に木々を植えることで、あたかも森の中に浮かんでいるようなロケーションを味わうことが出来る。なんとも羨ましいかぎり!! 以前、所長の設計した家に住んでいたH夫妻でしたが、仕事の関係で転勤になり、その家を離れていました。定年を迎えたご主人が、今までの経験を生かし新たな仕事に就いた北海道の地で、もう一度所長の設計した家に住みたいと、わざわざホームページを検索して連絡をくれました。なんだかすご〜く嬉しいですね。 北海道という地域性を考慮しての設計なので、まるでスキー場にあるロッジの様です。ユーミンの歌に『ロッジで待つクリスマス』という曲があるけど、クリスマスはまさにそんな雰囲気で、とてもロマンチックでしょうね。所長の設計した住宅に住むのはこれで2軒目になるH夫妻。新しい家の住み心地をこれから満喫していただければと思いますが、奥様の要望の飾り棚にはたくさんの作品が並べられ、既に楽しまれているご様子。浜松にある家には今なお愛着があるようで、浜松に戻ったら今度はその家をリフォームしたいと建築に対する情熱を持ち続けているHご夫妻でした。(文 村松利枝子) |
〒432-8002
静岡県浜松市中区富塚町1933-1
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