川を渡ってくるさわやかな風、土手の緑をとり込んだ庭、夏のしつらえを考えた簾戸のある家 | 浜松・川縁りの家

設計コンセプト

川を渡ってくるさわやかな風、土手の緑をとり込んだ庭、夏のしつらえを考えた簾戸のある家

敷地は浜松の北部に位置し、南面には大きな川が流れている。前面道路に面する間口と比べると奥が狭く、おまけに目の前は水路と土手の雑草に阻まれ、視界はよくない。この場にはじめて立った時、すぐ様２階へリビングを上げようと思った。２階からの南側への眺望と川を渡ってくるさわやかな風は、この場にしか持ち合わせない最高のご馳走ではないか。

しばらくして、建主からうれしい便りが届いた。「簾戸を入れてください。自然の風を満喫したいから・・・。」
（文　村松利枝子）