現代民家・宇(そら) |
設計コンセプト |
外観(特に屋根のデザイン)にこだわったモデルハウスソーラーシステムをとりいれた家 新しくモデルハウスを設計する機会を得て、もう一度住まいの原点に戻って考えてみようと思った。もっと自然に溶け込んだ、大地にしっかり根をおろした住宅をと模索していたおり、東京芸術大学(1985年当時)の奥村教授が考案したパッシブソーラーシステムを知ることになった。 従来のソーラーシステムとは異なり、機械装置をあまり使わず外気を取り入れるという特徴をもっている。そのためには、地域性(気象条件・立地条件等)を理解する必要がある。たとえば温暖な浜松と雪国では屋根ひとつとっても形や勾配が異なるように、建築は自然に即したものでなければ意味がない。つまり自然界のものをうまくとりいれて自然と共存していくことこそがパッシブソーラーの基本でもあり、現代の民家にもつながる理念である。 |
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